山下智久さん演じる「コード・ブルー」藍沢先生に学ぶ、勝ち組サイコパスの生き方

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この夏(2017年)の月9ドラマは「コード・ブルー」のシーズン3が放送されています。
私は基本がドラマ好きなので、これは毎週楽しみです。

ちょうど、私の住む東京では昼間にシーズン1の再放送をしているので、
そちらも録画して見ています。

 

このドラマはシーズン3まで作られているだけあって、
医療ドラマの臨場感と緊迫感、キャラクターたちの成長と葛藤など
高視聴率と人気のポイントは色々ですが、

私がなにより注目しているのは、山下智久さん演じる、主人公の藍沢先生

私の見立てでは、彼は間違いなくサイコパスでしょう。

サイコパスの定義と藍沢先生の相関性

サイコパスの定義について、Wikipediaでは下記のように説明されています。

犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは以下のように定義している。

  • 良心が異常に欠如している
  • 他者に冷淡で共感しない
  • 慢性的に平然と嘘をつく
  • 行動に対する責任が全く取れない
  • 罪悪感が皆無
  • 自尊心が過大で自己中心的
  • 口が達者で表面は魅力的

藍沢先生はあくまでドラマの登場人物で外科医という設定なので、
「行動に対する責任が全く取れない」「口が達者」あたりは
当てはまらないかもしれませんが、それ以外の項目はほとんど該当します。

特に、「良心の欠如」「他者に冷淡で共感しない」「罪悪感が皆無」
「自尊心が過大で自己中心的」
はそのものズバリでしょう。

 

たとえば、藍沢先生はどんなときも冷静沈着です。
冷静というよりむしろ冷酷で、どきどき無慈悲です。

  • 難しい手術に立ち向かいながら、緊張することも焦ることもなく「面白い」と言います。
  • 意識がない重症患者を、医者にとって「最高の練習台」と言い放ちます。
  • 腕を磨いて出世し、じぶんの興味・関心を満たすことを最優先します。

救命センターに戻ったのも、症例を積んでトロント大への推薦をもらうためと言いきりますし、
患者について興味があるのは、手術が成功するか、自分の腕がどれだけ貢献するかです。

患者の感情や葛藤に共感して寄り添うような言動はしません。

そのあたりが、他の白石先生(新垣結衣)や緋山先生(戸田恵梨香)などと対照的ですね。

藍沢先生は「勝ち組サイコパス」

脳科学者の中野信子先生の著書『サイコパス』には、
「勝ち組サイコパス」という言葉が登場します。

企業のCEO、弁護士、マスコミ関係、外科医などはサイコパスに非常に向いている職業であり、
サイコパスがこれらの職業についた場合、成功をおさめる可能性が高いと説明されています。

 

つまり、サイコパスといっても「羊たちの沈黙」のレクター博士のような
反社会的・猟奇的な言動として性質があらわれるのではなく、

サイコパスの特性が社会の役に立ち、人のためになり、また実際に功績を残す形であらわれるので
お金も稼ぐし、社会的地位も非常に高くなるのです。

そのような人々が「勝ち組サイコパス」です。

藍沢先生は、文句なしの勝ち組サイコパスといえます。

藍沢先生は決して優しい人ではない

コード・ブルーの藍沢先生は、【空気を読んで配慮する】なんてことを一切しません。

“いまここでコレを言ったら、まわりの人間が傷つくだろう”
と、ほかの人ならためらってしまうような言動を平気でします。

同僚ドクターに対するような毒舌を、患者に対してはあまり言わないのは、
患者から「藍沢先生は冷酷」と思われると自分の不利益になるからです。

その意味で言うと、藍沢先生はけっして優しいわけではなく、
どこまでも自己中心的で、「損得勘定を、即断即決・即行動」しているだけです。

(ドラマなので、そのあたり、実は心優しいと視聴者に勘違いさせるように演出されてますが。笑)

サイコパスが人類の進化のために必要な理由

私はこれまでたくさんの勝ち組サイコパスを見てきたので、
彼らの存在じたいに強く関心を持っています。

そして今回「コード・ブルー」の藍沢先生のありようを見て、確信を得たのが

サイコパスは間違いなく、人類の進化のために必要な存在である

ということ。

サイコパスの冷徹さは、利益追求と目的達成に最短距離である

サイコパスは冷徹に利益追求と目的達成にこだわります。
そして、恐怖心や情に流されることなく判断を下し、行動することができます。

藍沢先生が、もし救命救急に戻ることが彼にとってデメリットしかなければ、
どれだけ仲間から懇願されても、彼は戻らなかったでしょう。

(その点で言うと、彼に戻らせる判断をさせた救命救急側の努力もたいしたものです。)

 

シーズン1では、藍沢先生は上司である黒田先生(柳葉敏郎)の腕を切断する手術をこなしますが
このような辛い選択と行動ができるのも、サイコパスのなせるわざです。

サイコパスのありようが、組織を成長させて生きのびさせるのです。

それは、企業CEOにサイコパスが多いということから考えても、現実として事実です。

サイコパスは、サイコパスではない人間を成長させる

サイコパスは、ノン・サイコパス(サイコパスではない人間。私の造語)とは、まったく違います。

ふつうは、こうだよね?
言わなくても、分かるよね?
というような、「共感を土台にした分かちあい」をしません。できません。

「コード・ブルー」でも、藍沢先生が後輩のフェローを冷淡に突き放すので
白石先生(新垣結衣)が「そんな厳しくして、辞めちゃったらどうするの」と抗議するのですが、
あれくらいで辞めるならどうせ続かない、と言い放ちます。

白石先生の抗議なんて馬耳東風ですし、自分の冷淡さをまったく悪いとも思っていません。

 

つまり、サイコパスは

ふつうは遠慮して(気をつかって、申し訳なくて、勇気がなくて)
言わないでしょ・やらないでしょ、
というようなことを平気でやってのける

人なのです。

でも、その姿はノン・サイコパスを勇気づけたり、
新しい行動のきっかけになることがしばしばあります。

 

たとえば8月15日の第5話では、
これまでフェローに対して甘い態度だった白石先生が、失敗して言い訳するフェローに
「私たち医者には次があるけど、患者さんが命を落としたら次はないの」
と厳しい言葉をかけます。

これも、藍沢先生のブレない厳しい態度が影響を与えています。

このように藍沢先生の姿に影響されて、他のドクターたちが
「言うべきことを言う」変化を迎えています。

共感しない・励まさないことが良い結果を生む

また逆に、「言うべきことを言わない」影響もあります。

ふつうなら「共感するからこそ、励ます」シーンで、
あえて励まさないという選択がベストになる場合です。

(サイコパスには共感力がないので、そもそも「共感して励ます」こと自体がありません。)

 

ノン・サイコパスは、共感力が高ければ高いほど、
「痛みや苦しみを取り除いてあげたい優しさ」ゆえにいっしょうけんめい励ますことがあります。

でも、それがベストな選択か?というと、必ずしもそうとも限りません。

共感される・励まされることによって、甘えが生まれて人が育たないデメリットもあるのです。
これはまさしく、「共感力の高さのデメリット」です。

 

藍沢先生も、まわりのドクターたちが落ちこんでいるようなシーンで
冷酷なまでに突き放す態度を取ります。
でもそのせいで、突き放された人は自分で考え・行動するように成長していきます。

 

サイコパスが共感しない、励まさない、冷淡につきはなすことによって、
まわりの人間や組織が結果的に育つ可能性を考えると、
サイコパス(勝ち組サイコパス)の功績は大きいと言わざるを得ません。

セラピストに共感力は必要か?

さて、心理セラピー(ヒーリングやカウンセリング)の現場において、
共感力は必須ではないと最近の私は考えています。

セラピスト(ヒーラーやカウンセラーも含む)が共感しないからこそ、
クライアントが自力で救われる道を得ることができる
、とも言えます。

そのあたりを念頭に書いた記事がこちらです。
人気セラピストはコミュ障、嫌われセラピストは話し上手

 

ただ、ここまで書いてきたことは、
ビジネス上の関係や、セラピストとクライアントの関係など、
プライベートではない関係において言えることです。

個人的なおつきあいになると、話は変わってきます。

たとえば藍沢先生(のような人)が恋人や配偶者だった場合、ノン・サイコパスには苦労が絶えないかもしれません。

それは、パートナーシップにおいて「分かってもらいたい」「分かりあいたい」
という欲求を持つ人はとても多いからです。

藍沢先生のような人と結婚した人には、こちらの記事が参考になると思います。
サイコパスの旦那と共存する方法

 

また、サイコパスとのつきあい方については、こちらの記事も参考にしてください。
サイコパスが同僚だった場合など、当てはまることが多いはずです。

サイコパスと賢く共存共栄する「OK戦略」と、やっちゃいけない「NG行動」

 

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