一年の計は元旦まで待つべからず。年が明ける前に知っておくべき3つのこと。

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もうすぐ2017年が終わろうとしていますが、だいたい年末になると、新しいカレンダーや新しいダイアリーを用意するとともに、気持ちのうえでは「来年こそ◎◎を達成するぞ!」という決意を新たにする人が多いです。

  • 来年こそは、痩せるぞ!
  • 来年こそは、昇進するか転職するかして年収アップ!
  • 来年こそは、○○への旅行の夢をかなえたい!

のような感じで。

 

ところで…

あなたは、今年の1月に立てた目標は達成できましたか?

もし1月ではなく、「4月~3月の年度ごと」に目標を立てている人であれば、4月に立てた目標の進捗度合いはどうですか?4分の3は達成できた感じでしょうか?

 

…もしかすると、「新年に立てた目標が何だったかも忘れてしまって思い出せない」という人もいるかも知れませんね。

 

そういう人は、そもそも「目標を立てても実は意味がない」と、内心どこかで思っていることが多いです。

「目標を立てるだけで満足しちゃう」
「目標をすぐに忘れてしまう」
「どうせ続かない」

…そんなふうに思ってるのではないですか?

もはや、そういう人にとっては、「新年の目標」を立てるのはただの季節的儀式にすぎません。
「とりあえず、正月だし、目標立てておくか」みたいな。

 

目標を立てること自体も、そのためのプランを策定することも、そのプランを実行することも、どこかしら億劫(おっくう)なのです。

でも、2018年を迎える前に、この「新年の目標を達成できない問題」を解決しておきたくないでしょうか。

解決しないまま放置したら、2018年も同じことの繰り返しになってしまいます。

 

目標を立てることも、それに向かって進んでいくことも、楽しめない本当の理由

さて、あなたが立てる目標は、それ自体は、「いずれかなえたい」と思っているものばかりのはず。でも、なぜ億劫になってしまうのでしょう?

 

それは、どこかに「“義務”のニオイ」がするからです。

ダイエットも、転職・昇進も、旅行も…
全部自分にとって「かなえたいこと」であり、「望ましいこと」のはずなのに、結局それを達成しきれないのは、それをかなえるまでの道のりに「めんどくさい義務」があるように感じてしまうからです。

 

人間は、義務が大嫌いです。

 

だから、「“義務”のニオイ」がした瞬間に、本能的に避けたくなるのです。

あなたが「目標を立てるだけで満足しちゃう」「目標をすぐに忘れてしまう」「どうせ続かない」…のは、その目標とプランのなかに「“義務”のニオイ」を嗅ぎとるからです。

 

でも、それで終わってしまっては、あなたはいつまでたっても目標を達成することはできませんね。

きっと、今年目標を達成できなかったように、来年の目標も、やっぱりあなたは達成できません。

 

じゃあ、いったいどうしたらいいのか?

それは、「“義務”のニオイ」をどうにかしたらいいのです。ニオイを元から消してしまうか、ニオイを薄めるか、もっと強烈な別のニオイを香らせればいいのです。

具体的には、こうしていきます。

 

方法① 義務のニオイがまったくしない目標を掲げる

そもそも、目標の方向性が間違ってるということはありませんか?

あなたのなかに、固定観念として、『目標とは、苦労して成し遂げるべきものだ』という思いこみはないでしょうか。

つまり、大好きなもの・大好きなこと・苦労や苦痛をまったく感じないことをもっとやる、という方向性の目標を立てるのはどうでしょうか。

 

たとえば、私でいうと、私はテレビドラマが大好きです。

連続ドラマのクールが始まる1月・4月・7月・10月は、新しいドラマが始まることでめちゃくちゃワクワクします。

リアルタイムで視聴することはほぼムリなので、すべて録画視聴になりますが、どれだけ仕事や家事で「やるべきこと」が他にあっても、撮り溜めたドラマを見ることは私のなかではかなり優先順位が高いです。

それは、ドラマを見ることが私の「疲労回復」や「脳内リフレッシュ」に直結することが分かっているからです。私にとっては、ドラマ視聴は「ムダ」ではなく、あきらかに「有益」なのです。

 

そして、最近は見たドラマの内容について、Twitterでハッシュタグ(「#◎◎」という形式の言葉)をつけてつぶやくようにしています。そうすると、同じドラマを見ている人との交流が生まれ、そこから仕事や生活のヒントが得られることもあります。

まさしく、一粒で二度三度おいしい状態です。

ならば、私がドラマ視聴を今よりもっと仕事に活かす方向で目標を立てることもできます。

もしかすると、2018年はさらにドラマっ子になって、ドラマに関するツイートやブログ記事が増えるかもしれません。笑

 

このように、「大好きなことをもっと増やす」方向性ならば、義務のニオイはまったくしません。もっともっとやりたい、と思うはずです。

 

あなたの、大好きなもの・大好きなこと・苦労や苦痛をまったく感じないことはなんですか?

それをもっとやることで、あなたの人生をもっと豊かにする方向性の目標を、立てられるのではないですか?

 

方法② 遠くを見つめて「巨大なニンジン」を思い描く

この方法は、簡単に言うと、「1年の目標」ではなく、「ずっとずっと先の未来の目標」を立てるやり方です。

 

1年は、長いようで短いです。それは、あなたが大人ならば実感しているはずです。

残念ながら、人間は未来をイメージするとき、一週間後や一か月後などの直近の未来では、それほど今と変わらない未来をイメージするようになっています。手の届く範囲の未来は、今とリンクした状態でイメージしてしまうからです。

1年後も、「ヘタすると今とそんなに変わらない」ことが直感的に分かってしまっています。

 

ところが、10年後の未来、もっと言うと、20年後や30年後をイメージしてみたらどうでしょうか?

はたして、イメージできますか?そのとき、あなたは何歳ですか?私ならば、10年後は52歳、20年後は62歳、30年後は72歳です。

もしいまあなたが30代なら、40代や50代になったときの自分を想像してみてください。

 

未来のあなたは、どんな人生を送っているでしょうか。幸せそうですか?豊かな暮らしをしていますか?満足して生きていますか?

もし「幸せそうで満足げな自分」を思い描けないようなら、このままいくとちょっとヤバイな…ということが、直感的に分かると思います。

なぜなら、それらの遠い未来は、「今現在」とまっすぐつながっているからです。

 

「これからの1年」は、「10年後の自分に向かっていく、最初の1年」になります。

 

1年は短くても、10年は長いと感じる人がほとんどです。(それでも、あとから振りかえれば10年はあっという間だったりしますが。笑)

「華々しく変化を遂げた自分」になるには、たった1年だと無理だと見積もったとしても、10年もあると考えれば「無理ではない」とポジティブに計算するのが人間の脳です。

 

ぜひ、10年後の目標として「壮大な夢や目標」を立ててみてください。

10年もあれば、あれもできる、これもできる、と夢は大きく膨らむはずです。そもそも、目標を立てようと考える人ならば。

 

スケールが大きな夢や目標は、数字も映像もインパクトがあるので、そう簡単には忘れません。

そして、そこに向かって進んでいく感覚は、義務のニオイがかなり薄れます。ですがモチベーションはスケールの大きさに比例して高まりやすくなります。

このようなスケールが大きい夢は、写真やイラストを貼りつけた「夢地図」や「コラージュ」との相性が良いので、そういったものを作ってみるのもおすすめです。

 

方法③ 義務のニオイをかき消すような、大火事と大ヤケドをイメージする

この方法は、上の方法①や②と真逆の方法です。

「ちょっとイヤ」どころではない、「最低最悪の事態」を想定してみる荒療治です。

 

あなたが、何も目標を立てず、何のプランも策定せず、目標に向かって進んでいくこともせず…ただ、現状維持を選んだときに何が起こるか?について、「可能性がゼロではない、最低最悪の未来」について想像してみてください。

 

運動もせず、食事制限もせず、いまの食生活をずっと続けていったらどうなりますか?

このままイヤイヤ仕事を続けて、学ぶことも、新しい出会いを求めることもせず、日々をやり過ごすことだけを続けていったらどうなりますか?

 

加齢とともに基礎代謝も筋肉量も落ちていきますから、運動をまったくせずにいると、肉体の衰えは相当早いスピードで進みます。病気のリスクも、怪我のリスクも、いまよりずっと高まりますよね。

いま勤めている会社も、いま担当している仕事も、変化のスピードが速い現代において、いつどうなるか分かりません。

受け身で過ごし続けて、自分で何かをつかみとる姿勢でいなければ、あなたの人生は最悪どうなってしまうでしょうか…?

 

ヤバい状態に陥って、火の車になって、大ヤケドしてしまう状態をリアルに想像してみると、「このままでいいわけがない」と思います。

いざそうなってみてから後悔するくらいなら、イメージの中だけでそれが終わって、現実になる前に食い止めることができるなら、それに越したことはありません。

 

イメージする力は現実を想像する力になるので、この方法③は、あまり長期にわたって延々とおこなうものではありません。

ですから、これは目標を立てる時に、短時間で集中してイメージするにとどめてください。

目標を立てるとき、「この目標をかなえるために頑張らないと、私は最悪こうなってしまうかもしれない」という、大火事の煙のニオイを感じたら、義務のニオイなんて消え去ってしまいます。

ぜひ、危機感をモチベーションに変えてみてください。

 

目標を達成できる人は、目標を達成できる仕組みを持っている人

ここに挙げた3つの方法は、あくまで、方法論です。

目標を達成できる人は、そもそも、この3つの方法はすでに知っているし、すでに活用しているのです。

彼らは、「達成できる目標の立て方」を知っていて、「モチベーションの維持の仕方」をすでに知っています。つまり、「仕組み」を知っているのです。

 

成功する人は、「成功するための仕組み」を知っています。そして、「成功するための仕組みの作りかた」も知っています。

 

あなたが目標を達成できなかったのは、「達成できる目標の立て方と仕組み」を知らなかったせいです。意志が弱いせいではありません。

ぜひ、今日ご紹介したような方法論も活用しながら、できることから始めていきましょう。知っているのと知らないのとでは大違いですし、知っていて活用するのと活用しないのとでは大違いです。

あなたの2018年が、これまでと違う1年となりますように。

 

さて、自分がではなく、「目標を達成できないパートナー」を持っていて、彼(彼女)を変えていく方法を知りたい人は、ぜひこちらをどうぞ。

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