スピリチュアルと愛しあう【前編】~愛するならば作法を守れ~

イメージ画像

私はかなりの現実主義者であり、同時にスピリチュアリストです。現実とスピリチュアルは、矛盾することなく私のなかで両立しています。

私の自宅の本棚では、スピ系の本とビジネス本がとなりあって並んでます。

そして私の頭のなかでは、スピと心理学、カウンセリングとヒーリングは、区別されずに同じカテゴリーです。

 

でも、このように書くとイラッとする人が世の中にたくさんいるのを私は知っています。

とくに、“科学的”であることを重要視する人にとっては、スピやヒーリングが心理学やカウンセリングといっしょにされることが耐え難いようですね。

 

先週、この記事を書きました。

だから、スピリチュアルは嫌われる

そして、記事をシェアしたFacebookでも、アンチ・スピ派の人からコメントがつきました。

やはりスピ自体も、スピを信じる人も、否定派からかなり嫌われていますね(笑)

そして彼らが嫌う理由は、まさしく記事に書いたとおりの理由でした。

私がスピをあつかう基本スタンスとルール

さて、私は、スピの使い方について、かなり厳格にマイルールを決めています。

  • スピを信じていないお客様にスピ的要素の入るメソッド(ヒーリング)を進んで使わない
  • スピを信じていないお客様にスピについて説明しない
  • スピを使うのは、それを希望するお客さまのみ
  • スピを説明するのは、それを知りたがるお客さまのみ

理由は明確で、私も含めて、だれもが「自分が望んだとおりにそうされたい」からです。

自由意志を侵害する行為はNGです。

 

ですから、当然のことながら「スピを勧誘する」「ヒーリングをすすめる」ことを私はしません。

同じ理由で、私はMLMをしません。(MLM…マルチレベルマーケティング。いわゆるマルチ商法のこと)

スピ系には多いですよね。エッセンシャルオイルや食品など。

たとえ今後MLMで流通する商品を私が購入することがあったとしても、ディストリビューターにはなりません。仮に(100歩譲って)なったとしても、完全に私と私の家族が使うためだけです。

私は、「商品を広める」「思想を広める」「自分が稼ぐ」目的のために、他人を扇動したり洗脳したりする手法が、本当にイヤなんです。

(MLM自体は、合法であることも知っているし、クリーンな手法で商売している人も多数いることを知っています。でも、そうではない人も多いことも知っているので、MLMのシステムが嫌いなのです。)

信じているからこそ慎重になる

その思いがあるから、スピやヒーリングを情報発信するときの私の態度は、他のヒーラーやスピリチュアルカウンセラー等と比べて、消極的です。

それは、「信じていない」からではありません。

むしろ逆で、「信じているからこそ、扱いかたに慎重」なのです。

 

現に、ヒーリングを求めて私のもとに来られるお客様には、私は遠慮なくヒーリングを使うし、スピ的な解説も詳しくおこないます。

ですが、「これが絶対である」というような使い方・伝え方はけっしてしません。人間があつかうものに絶対なんてありえないですから。

スピを扱う人間が、もし「これが絶対です」という言い方をしはじめたら、それは洗脳の始まりです。

人はかんたんに洗脳される

スピに限らず、誰もが直感的にそう思うんじゃないでしょうか?

  • この食品を飲めば、癌が絶対に治ります。
  • この学習法にすれば、子どもの成績が絶対にあがります。
  • この宗教に入信すれば、絶対に結婚できます。

「絶対に」という言葉をつけて宣伝・勧誘している商品・サービスは、ロクなもんじゃありません。

買わせる・入らせることが目的で、そのために「信じこませよう」としているからです。

彼らは信じこませるために、恐怖や不安につけこみます。

  • 「癌が治らないのは、この食品を飲まないから」→「このままだったら死ぬよ」
  • 「子どもの成績があがらないのは、この学習法に変えないから」→「このままだったら受験に落ちるよ」
  • 「結婚できないのは、入信しないから」→「このままだったら老後は孤独になるよ」

そんなふうに脅されると、恐怖や不安がもともとある人は、勧誘に負けてしまいます。

スピや宗教も、過去そのように言葉たくみに恐怖や不安をあおって布教してきた人がたくさんいました。

 

人間は、自分が思っているよりもずっと簡単に洗脳されるのです。これは脳と心のしくみとしてそうなっています。悪用する人間はあとをたちません。

だからこそ、何か商品やサービスを他人にすすめるときは、言葉を選んで、他人の自由意志をそこなわないようにしなければいけません。

スピは基本的に「目に見えないもの」であるから、なおさらです。

私がスピを信じる理由

もしかすると、私がこのようなルールを決めて行動しているから、かろうじてアンチ・スピ派の友人知人からも信用されるのかもしれません。

 

さて、今回私がこの記事を書くのは、「私が信じているスピリチュアル」とは何なのか?知りたいと複数の人から言われたからです。

そして、「なぜ私がスピを信じるのか?」を聞かれたのです。これはアンチ・スピ派の人のほうが、興味があるようです。

きわめて現実主義者である私が、スピリチュアルを信じているのは、一見不思議なのでしょう。

次の記事では、「なぜ」の「根拠」の部分を深く語っていきます。

スピリチュアルと愛しあう【後編】~科学的根拠と私が夢中になる理由~