あなたの心の悪魔を抱きしめる
真理子です。
ここ何日も、記事を書いては消し、または書いては一時保存して修正し…
「私の本音や思いはどこにあるのだろう」
そんな思いに苛まれていました。
要するに、記事を書くにあたって「自信がなくなっていた」のですね。
お客様・読者のかたに喜んでいただける自信がなくなっていたのです。軽いスランプ状態です。
「自信がない」これは、言葉を替えると「自分のことが信じられない」です。
さて、あなたは自信がありますか?
あなたは自分のことを信じられますか?
もし私がお客様(クライアント)から
「自分に自信がないんです」 または 「自分のことが信じられないんです」
とご相談を受けたら、必ずこう聞きます。
「どうしてですか?」
と。
今日は私が私自身に聞いてみます。「田中真理子さん、どうしてあなたは自分に自信がないのですか?」
それに対する私自身(クライアント)の答えは、
「私はそんなたいした人間じゃないから」
です。
さらに、たくさん言葉が続くでしょう。だって私は◎◎だから…△△だし…
すべて自分を卑下する言葉です。
これは、(私の)エゴが言わせている言葉なのですね。
エゴについてはスピリチュアル的または心理的に様々な解釈がありますが、
私は単純に「エゴ=あなたの(私の)足を引っ張って守ろうとする自我」と考えています。
ここで誤解していただきたくないのは、エゴ=悪ではないのですね。
「エゴ=足を引っ張って守ろうとする自我」と書きましたが、
エゴの役割はあなたを守ることなんです。
何から守るか?
それは、恐怖だったり不安だったり悲しみだったり、あなたの心を不快/不安な状態にするものからです。
だって私は◎◎だから…△△だし…
と、自分を卑下する言葉を受け入れておけば、
実際に◎◎または△△が実体化したネガティブな出来事が起こったときに
「ほら、やっぱりね」
と、現実を肯定しやすいのですね。
これは、誰もが経験したことがあるでしょう。
- 「今年は厄年で運が悪いんだ」と思っておけば、なにか悪い出来事が思っても「厄年だから」とこじつけて気持ちを落ち着かせたりします。
- 「自分は美人/イケメンじゃないからモテない」と思っておけば、異性にチヤホヤされなくても落ち込まずにすみます。
- 「自分は記憶力が悪い」と思っておけば、暗記科目で悪い点数をとっても「やっぱりね」と受け入れてしまいます。
だから、
もしあなたが自分のことを「ネガティブな人間だ」と思っているのだとしたら、それは、「自分で自分のことを守っている健気な人間だ」ということなのです。
もう一度言いますが、あなたのエゴはあなたを守っています。
つまり、あなたのエゴ(あなたがあなた自身を卑下する自我)は、あなたのためにあるのです。
あなたを愛しています。
ですから、あなたが自分に自信がなくて自分を卑下してしまうときは、
「こんなネガティブな自分じゃダメだ!自分を卑下しちゃダメだ!」
とエゴを否定するのではなく
「私のいちばん弱いところを守ってくれてありがとう」
と、エゴに感謝してください。
もしあなたが、あなたのエゴを悪魔のようだと感じているなら、
あなたのネガティブな思考のパワーを驚異的に感じているなら、
その悪魔に、その驚異的なパワーを持つ悪魔に、「ありがとう」を伝えてみてください。
これは圧倒的な自己肯定のワークです。
エゴは、あなたを守るという役割・役目を終えたと確認したら、すっと姿が見えなくなります。消えるわけではありませんが、あなたの足を引っ張ってまで守ろうとしなくていいと理解してくれるのです。
私も、この記事を書きながらエゴに何百回も感謝を伝えました。
おかげさまで書くことができたのです(^^)