ワンオペ育児の「起業ママ」が試せる5つのノウハウ
私には7歳・4歳・0歳の子どもがいます。みんな男の子です。
0歳の三男は保育園に預けておらず、手元で育てています。
(私は心理セラピストとして独立し現在4年目です。
昨年は出産のためほぼ休業でしたが、今年4月から一部仕事を再開しました。)
個人セッションなど来客の仕事の際は、ベビーシッターを手配していますが
基本的に、パソコンに向かって集中して仕事ができるのは、
三男のお昼寝中や、子どもたちがみんな寝た後です。
子どものお昼寝や夜に寝てくれる時間はしょっちゅうズレるので、
まとまった仕事時間を、きっちり確保できる日はほとんどありません。
いつも細切れのスキマ時間を、つなぎあわせて仕事をしています。
夫は外勤で、9時~20時は家にいません。
そのため、日中の家事・育児はすべて私の担当です。
私のように、
フリーランスで仕事をしながら、幼い子どもを自宅で育てているママさんは、
おそらく私と似たようなワンオペ状態だと思います。
また、育児ではなくても、介護をしている人や、
定期的にしょっちゅう病院や施設に通わなければいけない人、
地域やPTAなどの活動が忙しい人など、
仕事のほかに家庭内労働が重くのしかかって、いつも時間に追われている人
は、やはり同様に、細切れのスキマ時間をつなぎあわせて
あれやこれやをこなしていると思います。
この記事では、私が
- 限られた時間をどう有効に使っているか?
- メンタルや体を病まず、元気に走り続けるために、なにを工夫しているか?
のノウハウを具体的にお伝えします。特に気をつけているのは下記です。
- 自分のスケジュールは体調最優先
- 仕事と家事はとにかく効率!
- 「7割できれば充分」のマインド
- 頼れる先を「最初から」あちこちに用意しておく
- 夫と子どもの早期戦力化
順番にくわしく書きますね。
自分のスケジュールは体調最優先
私は、「寝る間も惜しんで仕事する」ことはしません。
睡眠時間を削るのは、絶対厳守する〆切が迫っている場合のみです。
あなたは、「自分がベストなパフォーマンスを発揮できる睡眠時間」は何時間か、知っていますか?
これは人によって違います。
睡眠時間は、「脳を休める時間+体を休める時間」であり、
多くの人は毎日7時間くらいの睡眠を必要とするようです。
私の場合は、赤ちゃんが深夜2時くらいにかならず泣いて起きるので
ミルクを作って授乳します。
まとまって7時間眠ることは、いまのところ無理です。
そのため、睡眠不足だなと感じたら、かまわず赤ちゃんと一緒にお昼寝します。
どうしてもそれが無理なら、土日に睡眠を取り返すようにしています。
私は睡眠を削ると、著しくパフォーマンスが低下して、
後々のダメージが大きいので、睡眠時間はまっさきに確保するようにしています。
体に無理をかけないことで、長く、安定したペースで走り続けることができます。
そのうえで、仕事の仕組みやスケジュールも組み立てるようにしています。
起業4年目にして、やっと、体調最優先!を守れるようになってきました。
(どうしても焦ると、睡眠時間を削ろうとしてしまうんですよね…)
仕事と家事はとにかく効率!
仕事と家事については、「短時間」「NOストレス」「スキマ時間の活用」を重視しています。
たとえば、家事については
- お掃除ロボット、洗濯乾燥機、食洗機などはフル活用です。
- 買い物は、ネットスーパーを使って外出を減らしています。
- タオルや下着など、しわになってもいいものは、洗濯後たたみません。
- いらない物はどんどん捨てて、物を増やしません。
そもそも、家事については完璧な状態を目指さなくなりました。
散らかってても、手抜きでも、目をつぶります。笑
仕事については、
- スマホの動画や音声で(Youtubeなど)家事をしながらインプットします。
(音声でレクチャーしている講座も、探せばいろいろありますよ。) - 家事の最中にアイデアがひらめいたら、スマホでメモ入力します。
- 長文のブログは、スマホの音声入力を使って下書きをします。
このように、スマホでできる作業は、ほとんどスマホで済ませます。
そのほか、子どもを送り迎えしている最中など、自転車をこぎながら
ブログのネタをあれこれ考えたりしています。
仕事術そのものについては、本当はそれだけで記事が1本書けるくらい
色々あるのですが、細かくなりすぎるので、別の機会に記事にします。
「7割できれば充分」のマインド
上の家事のところで書きましたが、家事については完璧な状態を目指すことは
無理なので、「7割できていればOK」と思っています。
育児も、たとえば
「子どもにいつでも栄養バランスの整った手作りの食事を与える」
なんてできればいいですが、100%は無理です。私の場合。
買ってきたお惣菜や、外食を使うこともよくあります。
それでも、朝食はみんなそろって私の手料理を食べていますし、
夕食もたいていは作っているので、それでOKと思っています。
分野によっては、7割どころか、5割もできてない分野もありますが
(子どもの勉強を見てあげるなどは、苦手なのです…)自分を責めません。
ほか、メンタル面でも
- 子どもは他人、とあきらめる。(←言うことを聞かないなどの場合)
- 子どもが笑っていて、夫婦が仲良くできていれば、それでOK。
と思っています。「肩の力を抜いて、完璧を目指さない」のはすごく大事だと思っています。
頼れる先を「最初から」あちこちに用意しておく
仮にひとり暮らしでも、夫婦二人で暮らしている場合でも、
いざ何か困ったことが起こったとき、「頼れる先」があったほうがいいに決まっています。
でも、その「困ったこと」が起こってから慌てて探すのでは、
遅いことがよくあります。
事前登録が必要だったりするんですよね。
私の場合は、小学生・乳幼児がいるので、特に子どもや私が病気になったとき
子どもを見てくれる人を「あらかじめ」確保しておくことが重要です。
また、仕事で外出する場合や、来客の際にも、赤ちゃんの預け先が必要です。
私が登録してフル活用しているのは、
- 民間のベビーシッター
- 近隣クリニックの病児保育
- 保育園の一時保育
- 区のファミリーサポート
です。いずれも事前登録が必要です。
なお、長期戦になりそうなときは、
新幹線の距離に住んでいる実家の親に頼みこんで、上京してもらい
一週間ほど滞在してもらうこともあります。
私の弟夫婦や、夫の弟夫婦は東京在住なので、そちらに頼ることもあります。
最終手段は、小学校や保育園のママ友さんですが、そちらは気をつかう反面
いざお願いしたらすぐに反応してくれて、すごくありがたいのも事実です。
子どもが3人いると、めちゃくちゃ大変と思われがちですが
頼れる先が確保されていると、そうでもないです。
いまから思えば、頼り先も情報もなかった、第一子を生んですぐの頃のほうが
よほど大変だったです。
夫と子どもの早期戦力化
そして最後。実はこれがいちばん大事なことだと思うのですが、
自分以外のいっしょに暮らす家族を、重要な戦力にすること。
特に、パパを戦力化できるかどうかは、ママが疲れ果てることなく
ハッピーに過ごせるかの分かれ目です。
もともと家事も育児も積極的で、スキルも充分な男性ならばいいですが、
そんな恵まれた状況のママはまだまだ一握りです。笑
私の夫は、一人暮らし経験があるので、自分の身のまわりのことはできますが
「女性的な、気の利く」家事能力はまったくありませんでした。
また、育児についても、子どもが1人→2人→3人と増えるにしたがって
少しずつイクメン化していきました。
そんなわけで、私の夫が家事メン・イクメンに進化していくのは
時間をかけて少しずつでしたが、
もしご主人を家事・育児において早期戦力化したいのであれば、
「家事・育児の分担についてしっかり話し合う」ことは避けて通れません。
男性に、家事・育児にかんして「察して動いてもらう」ことはほぼ不可能、と思っておいても良いくらいです。
そのうえで、使えるテクニック・ノウハウとしては、このようなものがあります。
- 家事・育児の分担内容について常にシェアする
- 口頭やメールで確認しあったり、目で見てわかるチャートにしたり、
こまめな情報共有が欠かせません。
- 口頭やメールで確認しあったり、目で見てわかるチャートにしたり、
- パパと子どもの関係を親密にする
- ママと子どもの関係が親密なのは当然なので、パパの比重を大きくする努力は必要です。
例)「パパに抱っこしてもらえると嬉しいね」など声をかける。
例)土日にパパと子どもだけの時間を作る。
- ママと子どもの関係が親密なのは当然なので、パパの比重を大きくする努力は必要です。
- お願いごとは、メールで冷静に簡潔に
- 男性へのお願いごとは、メールなど文章で簡潔に(まるで仕事のように)
伝えたほうが伝わります。
- 男性へのお願いごとは、メールなど文章で簡潔に(まるで仕事のように)
- やってくれたことについて、そのつど感謝する
- 感謝は大事ですね。
感謝の言葉をちゃんと言える人は、感謝してもらえます。
- 感謝は大事ですね。
- お互いのスケジュールをこまめにシェアして確認しあう
- 自分のスケジュールを、分かってもらえているはずと思ったり、
相手のスケジュールを無視してしまったり、
確認を怠ったせいで、ケンカになることがあります。
特に仕事のスケジュールや土日のスケジュールは共有が大事です。
- 自分のスケジュールを、分かってもらえているはずと思ったり、
- グチを聞いてほしいとき、「聞くだけでいいから」「ヨシヨシして」と先に言う
- 私は個人的に、これをすごく大事にしています。
だいたい、女性のメンタルが弱っているときは、男性にただ聞いてもらって、
頭をなでてもらうだけでホッとするものです。
家事・育児で疲れているとき、「疲れている」ことを前面に出すと、男性は自分が責められてると感じるものですが、「ヨシヨシしてほしい」と先に
言えば、甘えたいだけなんだというこちらの意図が伝わります。
- 私は個人的に、これをすごく大事にしています。
なお、パパが戦力として家事・育児を積極的に担当してくれる家庭では、
成長したらもれなく子どもも戦力になります。
そうなったら、ママがひとりで背負いこむことはなくなりますね。
私もその日を目指して、今日も頑張ります。笑
以上、参考になれば幸いです。