なぜ不倫や浮気はバレるのか?
過激なタイトルですが、これは「なぜ秘密はバレるのか?」についてです。
男性の浮気はバレやすく、女性の浮気はバレにくいと
以前聞いたことがあります。
秘密を隠す演技がうまいかヘタか
じっさいに男女で違いがありそうですが、
今回その点は問題ではないのです。
秘密を持つことに良いも悪いもありません。
不倫についても、浮気についても、
お客様からお話をうかがうときに、私は
それが良いとも悪いとも思いませんし、言いません。
「自分の秘密が誰かにバレてしまった」 または
「誰かの秘密を知ってしまった」 ことで
苦しんでいる人について、その苦しみから脱却する
お手伝いをするのみです。
では、なぜ秘密はバレるのでしょうか?
ひとつの私の答えは、「バラしたい人がいたから」です。
秘密を持っている張本人が、バラしたいと望んでいる
不思議なことですが、
「秘密を、秘密のままにしておきたくない」
と、秘密を持っている張本人がそう思っていることが
とても多いのです。
顕在意識では、「バレたらまずい」と分かっています。
ですが、潜在意識においてはそうではありません。
バラしたい、とまで積極的でなくても
秘密がバレることで、その人の心になにかメリットがあるのです。
- 浮気するくらい、自分が寂しかったと本音では分かってほしかった
- 不倫がバレることで、本音ではひとりになりたかった
- 自分で自分を嫌っているから、
最低なことをして、相手にも最低だと見限ってほしかった
そんな本音や本心があるかもしれません。
たとえ悪意の第三者が秘密をバラしたのだとしても同じです。
第三者の「バラそう」という意図に関係なく、
秘密をかたく持ち続けなかったことに、本人の本心がかかわっています。
もし秘密がバレてしまった瞬間に
- 自分の命が消えるとしたら?
- 愛する子供が目の前で殺されるとしたら?
- 家が、故郷が、爆撃されるとしたら?
そんなシリアスな状況だったら、きっと
アクション映画ばりに命がけで秘密を守ろうとするはずです。
秘密を知ってしまう側にも理由がある
また、秘密を知ってしまった側にも、独自のメカニズムがあります。
こちらはもう少し複雑です。
- 「真実を知りたい」思考があるのかも知れませんし、
- 「秘密を知らされることで成長する」思考があるかも知れません。
- または、秘密を知るプロセスで、別のメリットがあるのかもしれません。
いずれにせよ、
「心の内側にあることが、外側の現実に投影される」という
見方をすると、
「なんで私は、彼の浮気を知っちゃったんだろう。
知らなければ幸せだったのに」
とお客様が悩んでいるのであれば、その答えはお客様のなかにあります。
秘密を知ることを、自分自身が望んだのです。
あなたの現実は、あなたが創っています。
あなたに秘密をかかえて苦しんでいるならば、
またはパートナーの秘密を知って苦しんでいるならば、
その苦しみの原因も、やはりあなたのなかにあるのです。
自分を責めても、相手を責めても、問題は根本解決しません。
もし根本的に解決したいのならば、
あなたは、あなた自身に向き合わなければならないのです。