アトピーと不妊と育児ノイローゼ

心理カウンセリングとの出会い~それに限界を感じるまで②の続きです。

私が感じていた限界の1つが

  • たくさん学んだはずなのに、それでも、自分の人生に次々と問題が起こる。

でした。

私は自分の人生をいつも「問題だらけ」にしていました。(いまから思えば、その問題を作っているのは、まさしく自分自身です。)

 

20代~30代の約10年間で苦しんだのは、「アトピー性皮膚炎」「不妊」「育児ノイローゼ」でした。
とくに「アトピー性皮膚炎」と「不妊」は30代前半、ほぼ同時に私を苦しめました。

私は29歳で結婚。夫との結婚生活は幸せだったのですが、子供がほしいと思ってもなかなか授かりませんでした。
そしてアトピーはある日突然発症し、一時はそのとき勤めていた会社を休職するほど苦しみました。

その当時は無我夢中で、アトピーと不妊について「効果がある」と聞いたものを片っ端から試しました。
【体質改善】をお題目に、マクロビオティック、漢方薬、気功療法、鍼灸治療、冷えとり、化粧品、水ビジネス…自分の「こころの問題」ととらえて、通っていた学校でカウンセリングを受けましたし、もちろん、自分で自分をしつこく分析しました。

 

私が自分のことを

不完全で価値がないと思い込んでいる「心の闇」がある

ことは分かったのですが、カウンセリング等で

一時的にそれを解放してもらっても、現実が変わっていかないのです。

 

また、自分でいくら分析しても、【根本的な原因と、その解決方法が分からなければ分析しても意味がない】と痛感しました。
問題に振り回されるばかりで、この頃はすっかり心理カウンセラーになる夢がしぼんでしまっていました。

 

結局、長い不妊治療をへて結果的に子供を授かることができ、アトピーもなんとか落ち着きましたが、つづいて30代後半でもっとも苦しんだのは「育児ノイローゼ」でした。
長男に続いて、3年後には次男も授かりましたが、私は2回とも育児ノイローゼにかかったのです。

それはまるで、かつて20代のときに発症したうつ病が、再発したかのようでした。
そして今度は仕事とちがって「逃げ場がない」のです。

会社の仕事ならば他の人でも代わりがきくのですが、ママには代わりがいませんから、「私がやらなきゃいけない」。

イメージ画像

いつも寝不足でふらふらで、まともな思考回路や精神状態を保っていられず、突然わけもなく涙がこぼれていました。
こんな不完全な母親でごめんと罪悪感を背負い、下の子を生んだ後は上の子に優しくできず、上の子が情緒不安定による問題行動を起こすようになっていました。

心理カウンセリングを学んだはずの私が、区の保健師さんに付き添われて、ふたたび臨床心理士の先生のカウンセリングを受けるようになりました。

身も心も、本当に限界を迎えていました。これが2013年のことです。

シータヒーリングとの出会い①