夫婦仲のヤバい危機…からの2018年スタート

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新年あけましておめでとうございます。

2017年の締めくくり、そして2018年の幕開け。どんな風にすごされましたか?

 

私の年末年始は、これまでになく自分に向き合って、自分の思考と感情に対峙した期間でした。

これまで、ブログ記事では、プロフィール以外で自分のことについて書くことが少なかったのですが、今年はもっと私自身のことも書いていこうかと思っています。

今日の記事は珍しくエッセイ風になりそうです。笑

パートナーシップに危機感を覚えた年末

私は、自他ともに認める愛夫家です。
(どうでもいいですが、「愛妻家」って言葉はあるのに、「愛夫家」って言葉がないのはなんでだ?とずっと思ってます。笑)

恥ずかしげもなく夫のことが大好き!と公言して十数年生きてきました。そして、はた目にも仲良しだと思われているし、自分たちも(少なくとも私は)そう思ってます。

 

でも、昨年末、夫婦仲について危機感を覚えたんですよね…。

私の直感が、「このままだとヤバい!」と警告アラームを鳴らしてる感じでした。

(あとから彼にちゃんと確認したわけではありませんが、たぶん、その直感は間違ってないと思います。)

 

ツイートには(笑)ってつけてるけど、全然笑えなかった…。

 

あきらかに、年末、彼は不機嫌でした。

もしかしたら、それよりもっと前から、彼には私への不満の種(たね)があったのかも知れません。

でも、彼はとても自己コントロール能力が高い人なので、内面の不快感情を初期段階で見せる人ではありません。

 

だけど、もしも私にもっと余裕があったら、彼のちょっとした変化に気づいていたはずだと思います。

そして、「どうしたの?」と聞けていたでしょう。

基本的に(女性特有のヤツかも知れませんが)私は相手の変化に敏感なので。

 

だけど、私は彼の変化に気づけませんでした。自分自身のことに手一杯で、まったく余裕がなかったのです。

 

そして、私がようやく彼の変化に気づいたときには、彼の不機嫌さは「明らかにそうだと分かる」レベルに上昇してしまっていました。

ここまで育ってしまうと、ちょっと厄介です。

人間はどこまでも自己中である

昨年の12月、私の余裕のなさはピークを迎えていました。

大人なら誰でも多少はあわただしい気持ちになる年末ですが、私は最高潮にテンパってました。

 

クリスマスとお正月という二大行事にともなって、「やるべきこと」がてんこ盛りです。

年末年始は、夫の実家と私の実家(どちらも西日本で、数百キロ離れた遠方です)に弾丸帰省することが、毎年恒例で決まっています。最低一週間以上家を空けるので、その準備に追われました。

そして、子供たちが冬休みに入って家にいるので、家の中はいつも以上に散らかり放題。
家事・育児の負担は増すばかり。

でも、ブログとメルマガの執筆、noteの月刊マガジン執筆は欠かせないので、睡眠時間を削って仕事をしていました。

 

いま思うと、忙しさにイライラして、文字どおり「心を亡くして」しまってました。

 

でも、夫も夫で、忙しかったんですよね。仕事の量も普段から多いですし、彼は従業員を雇って組織を運営しているビジネスオーナーなので責任重大です。

それでも子供達と過ごす時間を作るため、できるだけ早く帰宅しようと彼も頑張っているので、彼も同様に深夜に睡眠時間を削って仕事しています。

 

子供達は、起きているあいだはひっきりなしに「見て!聞いて!○○やって!」と要求してきます。

 

結局、彼も私も、「やるべきこと」が膨大すぎて、心身が疲れ果て、時間が足りなくて、イッパイイッパイになってしまっていました。

 

こんなふうに余裕がないとき、人間は視野が狭くなり、他人を思いやることができなくなります。

そして被害者意識が強くなるんです。「自分ばっかりやってる」って思いに支配されるんですよね。

 

これが続くと、パートナーに対しては攻撃的になります。

時間やリソースをうまく配分できず、ただでさえイライラしているのに、そのイラだちを自分で処理する余裕すらなく、パートナーに甘えたい気持ちがある分だけ、「もっと分かってほしいのに」「なんで助けてくれないの」という八つ当たり気分が正当化されやすくなるからです。

人間は、基本的に自己中な生き物なんですよね。

「さらに我慢する」「意地を張りつづける」をやってたら、事態はさらに悪化する

人間は基本的に自己中な生き物なので、「分かってほしい」「助けてほしい」と思っているとき、そのままストレートに「分かってほしい」「助けてほしい」と言えません。

弱みを見せることが簡単にできないんです。

特に大人は。

 

それは、弱さを自分で確認するとそのままへたりこんでしまうような気がするので、「あくまで自立していたい防衛本能」でもありますし、相手に負けたくないという「勝ちを求める欲求」でもあります。

 

だから、さらに我慢して、無理してでも頑張ろうとします。

そして、意地を張って攻撃的なスタンスを崩さないようにします。(だから八つ当たり的な態度につながります)

 

でも、それはパートナーシップが少しずつ壊れていく道なんですよね…。

 

私はそのことをイヤと言うほど知っています。

過去に自分が痛い目に遭ったこともありましたし、パートナーシップが壊れていくプロセスを、これまで人間心理を学ぶ過程でたくさん見てきました。

彼と私の関係では、どう考えても、二人のあいだに入ったヒビを修復するのは、私がリーダーシップを取るしかないと腹をくくりました。

2017年、私が犠牲にしたもの

ちなみに、私は、2017年は「執筆活動」にもっとも力を入れました。

ブログ記事を書いて、note記事を書いて、メルマガを書いて、SNSを活用して…

赤ちゃんを手元で育てながらでも自宅でできる仕事が「書くこと」だったのです。

 

でも、「クオリティが高いもの」を書こうとすると、そのぶん時間がかかります。1本の記事を書きあげるのに半日以上、下手すると何日もかかることもありました。

脳みそフル回転、自分の心と魂を削って、睡眠時間も削って、家事や育児の時間もできるだけ効率化して…そうやって心血を注いで記事を書き続けてきました。

その副産物として、こんな記事↓↓↓も書けました。笑

ワンオペ育児の「起業ママ」が試せる5つのノウハウ

 

でも、実は、もっとも削られてしまったのは、「夫とゆっくり過ごす時間」でした。

これまでは子供達が寝静まった後で、お酒やお茶を飲みながら夫婦でゆっくり語る時間を持てていたのですが、その時間をひねり出すことも難しくなってしまい、12月に入ってからはほぼゼロの状態でした。

 

私は、それでも、「仕事をしたい!いったん決めたことはやり遂げたい!」という自分の欲求を優先させていました。

でも、その結果が、私が「心を亡くす」ことで、彼の不機嫌さに気づかないというヤバい状態を招いたのです。

「いちばん欲しいものをはっきりさせる」ことが最短の近道

そこで、ハッと気づきました。

私が一番欲しいものって、一体なんだったっけ??と考えたとき、短期的な目標や欲求にばかり目を奪われて、長期的に築きあげたいものを、おろそかにしていたことに。

私が一番ほしいもの。

それは「私自身の人生を最大限に満たすこと」なんですが、内訳として

  • 仕事(ライフワーク)
  • 家族(夫と子供たち。ゆくゆくは孫たち)
  • パートナーシップ(恋愛感情、ときめき)

の3つは、どれひとつとして失いたくありません。

 

私にとって、家族とパートナーシップは別物です。(人によっては同じという人もいると思うのですが。)

「執筆活動」は、ライフワークのための手段です。目的じゃありません。でも、その「手段」によって、パートナシップという別の大切なものが著しく損なわれているなら、これはちょっと考え直したほうがいいな、と思い至りました。

 

その結果、苦渋の決断でしたが、noteで定期的に発行していた月刊マガジンをいったん停止することにしました。

そしてもう1つ。

ブログ記事やメルマガなど、執筆活動をもっと肩の力を抜いてやっていこう、と決めました。(その代わりに更新頻度を上げます)

「クオリティ!クオリティ!」と自分を追いこんで、心と魂を削って(&睡眠時間も削って)書いていたのを減らして、この文章のように、「思うままにラフに書いていく」ことを、少しはやってもいいんじゃないか?と。

 

おかげさまで、年末年始は、罪悪感をそれほど感じることなく、仕事以外のことに心と体と時間を使うことができました。

「子供とすごす時間」「実家の親とすごす時間」そして何より、「夫とすごす時間」を取れたのです。

次男との写真

(上の写真は、私の誕生日に家族で行ったスキー旅行での子供との写真。5年ぶりくらいに雪山に行きました!)

 

そして、夫ともゆっくり語りあえたことで、ふたたび和やかな空気感を取り戻すことができました。

先日の1月7日、私の誕生日だったのですが、その日はスキー場で家族で過ごしました。

帰宅後、彼がささやかにケーキとお酒を用意してくれて、子供達が寝静まってからお祝いしてくれました♡♡

『逃げ恥』を見て心新たに、2018年の抱負!

上であげた、

  • 仕事(ライフワーク)
  • 家族(夫と子供たち。ゆくゆくは孫たち)
  • パートナーシップ(恋愛感情、ときめき)

の3つについて、そのときどきで時間やリソースの配分は変わると思うのですが、いつも「長期的」と「短期的」の両方の視点で、たいせつに育てていきたいと思っています。

 

そんななか、ちょうど大晦日と元日に、2016年に大ヒットしたTVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が一挙再放送されていたのを、たまたま録画していました。

私はリアルタイムで視聴してなかったので、先日はじめて観たのですが…

 

今の私にはあまりにタイムリーすぎるドラマでした。

新垣結衣さん・星野源さん演じる主役カップルはもちろん、脇役キャラのセリフからも名言続出で、胸にズキュンと響きました。

ちょうどまとめサイトがあったので、リンクを貼っておきます。

 

パートナーシップは、「お互いの感謝と思いやり」と、「勇気を出して、気持ちを伝えあうこと」抜きにして、育てることはできないんだな…と、『基本のき』を思い知った年末年始でした。

本気で失いたくないものは、ちょっとのズレの時点で、すぐ気づいてこまめに修復していくこと。

仕事も、家庭も、パートナーシップも、これを肝に命じてやっていきます。

 

2018年も、どうぞよろしくお願いいたします!!