母の日、「お花を贈ってほしい」って言えますか?

今年は14日(日)が母の日ですね。

私のお客様は女性の方が多く、年齢層も私(42歳)をはさんで上下10歳くらい(つまり30代~50代)の方が多いです。
となると、「お母さん」の人も多いのですね。

さて、「お母さん」のあなた

お子さんに、「母の日に、お花を贈ってほしい」って言えますか?
ご主人に、「母の日に、子供からカーネーション(プレゼント)を贈ってもらいたいから、手助けしてやってほしい」って言えますか?

今日は、そんな言葉がチクッと胸に刺さっちゃう方への記事です。

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私の子供は、上から7歳(小2)・4歳(年中)・0歳の男の子3人です。

2年前、長男が保育園の年長組だったとき、
母の日を翌日に控えた土曜のスーパーマーケットで、
お花売り場で1組の親子を見かけました。

私はひとりで買い物をしていたのだけれど、その親子は、お父さんと娘さんの組み合わせ。

長男と同じクラスの、女の子と、そのパパさんでした。
ふたりはカーネーションを一生懸命選んでいました。
「これかなぁ?」「そうだね。それがいいんじゃない?」そんな声が聞こえてきました。

私はなぜか声をかけられず、向こうに気付かれないままその場を立ち去ったのですが、
気持ちは、自分でハッキリわかるほど、泡立ってました(笑)。

いいなぁ。いいなぁ。
女の子がいるっていいなぁ。
女の子は、気が利くもんね。お花を贈ってもらえるもんね。
うちは男ばっかり。お花をもらうなんて、期待できないわ。
てゆーか、明日が母の日ってことすら忘れてるんちゃう?

そんな気持ちでした。

そして、その予想は見事に裏切られることなく(笑)、
翌日の母の日は誰も何も言うこともなく(パパが気づくことすらなく(笑))終わりました。

その後、同じクラスの、仲の良いママ友さんに会ったとき
「この前の母の日、前日にクラスの○○ちゃんとそのパパが、
ふたりでママに贈るカーネーションを選んでるのを見た」
って話をしたら、

彼女も私と同じく、
「いいな~。やっぱ女の子は違うよねー。ウチなんて何もなかったよ~。」
と、溜め息をつきながら言っていました。

彼女も、男の子の母です。
私たちはふたりとも、心のどこかで、(それが物ではなくても言葉だけでも)
なにか贈られることを望んでいたのですね。

実際に、すべての女の子が、
母の日に忘れずに贈り物をしているとは思いませんが、
割合としては、男児より女児のほうが、そういうことに敏感なのだろうと思います。
だから私たちは「女の子はいいよね」という会話をしたのです。

でも、じゃあ、男の子のママ特有の話なのか?というとそうではなく、

女の子のママであっても、我が子がそういうことに
まるで無頓着だったら、
周りの女児を持つママ友さんが、その人の娘さんより何か贈られたと聞いたら、
「なんでウチの娘はそういうことに無頓着なのかしら…」
と、やっぱり溜め息をついちゃうわけです。

結局、「母の日に何ももらえないママ」の嘆きは、子供の性別には直接関係ないのですね。

これって、ポイントは3つあって、

  • 「他の人はもらっているのに、私はもらってない」(他人との比較、うらやみ)
  • 「感謝の気持ちを表してほしいのに、スルーされる」(尊重されている・肯定されている感じがしない)
  • 「感謝の気持ちを表してほしいっていう期待を、察してもらえてない」(理解されている感じがしない)

です。

女性には察してチャンが多いと言いますが(個人的には、男性は男性で、女性とは違う察してチャンだと思いますがね。笑)

結婚してからは自分の母親だけではなく夫の母親(お姑さん)にも
贈り物をするようになったという話を聞くくらいですから、
「母の日」に関しては、敏感な人が多いように思います。

この記事でも書きましたが、「母の日」にちゃんと贈り物をする人は、
自分も母親になったら、ちゃんと贈られたい人
です。

でも、その気持ちを、言えるか?と言ったら、これまたなかなか難しいのですね。

現に私は、2年前、子供にも夫にも言えませんでした。

でも、じゃあだからと言って、「もらえなくってもいいや」って
フルオープンで心から笑顔でそう言えるか?というと
そうでもないわけです。ややこしい(笑)。

これって、あれに似てますね。
「私はパートナーのお誕生日に必ずプレゼントを用意しているのに
むこうは私のお誕生日に何もくれないばかりか、誕生日を忘れてる!」
てやつ。

だんだん、「諦める」ことを覚えるわけです。

どうせ、期待したってムダ。
だってあの人(子供や夫)は変わらないし。これまでもそうだったし。って。

でもね、そう自分に言い聞かせてやり過ごそうとしても、
いざ「母の日」の前後で、まわりの誰かが何かをもらったなんて話を
見聞きしたら、やっぱり、内面どこかザワザワしちゃいません??

私は、しました。

ちなみに、去年も、そうでした(笑)

だから、私は、2年前・去年に引き続き、今年もザワザワするの、イヤだったんです(笑)。
昨夜、仕事中の夫にこんなメールを送りました。

メール画面イメージ

私:今度の日曜、母の日ー♡子供達からカーネーション欲しいです。パパ、よろしく!お花一輪でもいいので♡

夫:おお、そうだった。わかりました。

やったー!!♡♡

これだけの会話ですが、これで私は今年はザワザワから解放されます。(される予定。たぶん。笑)

ここでのポイントも、やはり3つあります。

  • 欲しいものを明確にしたこと。(お花一輪でもいいので、子供たちからカーネーションがほしい)
  • じぶんの希望を、「言葉で・あらかじめ」表現したこと。(今回は、まえもってパパにメールを送った行動)
  • とても嬉しい、という感情表現を入れたこと。(ハートマークをたくさんつける)

とくに2番目の「あらかじめ」と、3番目「とても嬉しい感情表現」はすごく大事です。

母の日が終わってしまってから、グチグチ、ネチネチと
「ほんとは母の日にプレゼント欲しかったのにな…」って恨みつらみの気持ちで

「今日は何の日だったか知ってる?」

なんてイヤミをぶつけるのは、「欲しいものを、ますます遠ざける」行為です。

今日なら、まだ間に合います。
明日でも、いや、当日でも、なんなら5月14日が終わってからでも間に合います。

ほしいものは、ほしいって(まずは自分に、次は相手に)明確にしましょう。
そして、伝わるように表現しましょう。
そうしてくれたら嬉しい、って感情表現も伝えましょう。

まずはそこからです。

願いは、行動しないと実現しません。
去年までのザワザワから解放されるママさんが、ひとりでも増えますように♪