苦しいのは「その地図、間違ってるよ」と教えてくれる人がいないから
真理子です。
人生を旅にたとえることがよくあります。
最終目的地がどこか、分かっている人もいれば分かっていない人もいるでしょう。
でも、中間目的地または経由地として
「次は○○に行きたいな」という場所が、たいていの人にはあるはずです。
それは、「結婚したい」だったり「年収○○円が目標」だったり
「○○が上達したい」だったり「体重○○kgになりたい」だったりします。
その中間目的地までの道のりに、あなたは【役に立つ正しい地図】を持っているでしょうか?
現実の本当の旅であれば、あなたは事前に準備をします。
経路を調べますし、交通・宿泊の予約をします。
たとえ行き当たりばったりの旅をする場合でも、
少なくとも、今いる場所から東西南北どちらの方角に進むかは
決めなければいけません。
どの方角に行けば何時間でどこまで辿りつけるか
そこには何がありそうか、お金は足りるか、あなたは見当をつけるはずです。
ところが、人生という旅においてあなたは往々にして
【役に立たない地図】を握りしめています。
「日本では、北に向かうと、どんどん暖かくなります」と書いてあるくらいの
間違った、役に立たない地図です。
例を挙げましょう。
あなたが持っている地図にこう書いてあります。
『夫に愛されるためには、我慢が必要です。
あなたが主張することは、あなたのワガママです。 夫の言うことにすべてYESと言いなさい。 あなたが我慢していたら、夫はあなたを好きになります。 あなたの我慢はきっと分かってもらえます。 いつか報われて、あなたは幸せになれます。』 |
ちなみに目的地は、『幸せな結婚生活』。
どうでしょう。これ、役に立つ正しい地図でしょうか?
私からすると問題だらけです。ツッコみどころ満載です。
- 夫に愛されるためには、我慢が必要です。
⇒ 「我慢=夫の言いなり」ならば、少なくとも尊重される愛はそこにありません。
- あなたが主張することは、あなたのワガママです。
⇒ ワガママではない、当然の主張もあるんじゃないですか?
- 夫の言うことにすべてYESと言いなさい。
⇒ あなたが納得できないことに、なぜYESという必要がありますか?
- あなたが我慢していたら、夫はあなたを好きになります。
⇒ あなたが我慢を続けると、夫はますます、あなたに我慢をさせます。
あなたがそれを許しているからです。
- あなたの我慢はきっと分かってもらえます。
⇒ 分かってもらえる日がくるかも知れませんが、そのときは
結婚生活が終わる時かもしれません。
- いつか報われて、あなたは幸せになれます。
⇒ あなたが幸せになれるのは、あなたの我慢が報われるからではありません。
他人事ならば、「それっておかしいよね」と言えるのですが、
いざ自分のことになると、あなたも同じようなことをしてませんか?
『夫の言うことにすべてNOと言う』
|
という地図を持ってる人もいるでしょう。これも同じことです。
その地図を持って、あなたはどこへ行きたいのでしょう?
『夫』の部分を『姑』に変えたらどうですか?『上司』に変えたらどうですか?
姑の言うことに逆らえない。上司の言うことに逆らえない。
そんな人はたくさんいるのではないですか?
あなたは、『この地図は正しい』と思って、握りしめているのです。
なぜなら、あなたの過去の人生で、目の前にその地図しかなかったから。
選択肢がなかったのです。
そして、『その地図、間違ってるよ』と教えてくれる人が誰もいなかったのです。
もしあなたが、『幸せになりたいのになれない』
『この苦しみがいつか終わると信じてきたけど、終わらないような気がしてきた』
ならば、
- あなたの持っている地図の内容を確認する
- その地図がホントに正しいか?を点検する
- 地図が間違ってるなら、修正するか、別の地図を手に入れる
ことをしましょう。
もしかしたら、
0. 目的地が本当に行きたい場所か?を確認する
ことが必要かもしれません。
私の個人セッションでは、上記0.~3.を全部やります。
人生の迷子になっちゃってるかも?と思ったあなたにとって、
地図をいっしょに確認してくれる存在がいるのといないのとでは、
目的地までの到着時間が全然ちがいますよ。