親・子供にキレるポイントはあなたの美点

真理子です。

あなたは家族の誰かに

  • イライラして怒ったり・キレたりすることはないでしょうか?
  • または、「もういまさら」と相手に本音や不満を伝えるのをあきらめ、
    相手の言葉をスルーしたり、相手を無視したりしてしないでしょうか?

 

以前「好きな漫画から読み解く、自己分析の方法」という記事を書きましたが、
今度は逆バージョンです。しかも、この逆バージョンのほうが
「あなたがより良くなるのに即効性がある」方法です。

 

イライラする、怒る、キレる、無視する…
こういった、いわば「良くない態度」を相手に(堂々と)取れるのは、
それは相手が「家族」だからです。

同じ態度を、あなたは同僚に、ご近所さんに、取れますか?まず無理ですよね。

 

そして家族のなかでも、
「自分の子供」または「自分の親」に対する「良くない態度」は、
夫・妻などのパートナーに対する態度よりも、
往々にして「より直接的で・より強烈」なことが多いです。

(血のつながらない「もとは他人」のパートナーは、
究極的には離婚等で関係を終わらせることができます。

関係を修復不可能なまでに壊すことへの恐れは、
「良くない態度」を控える理由になります。)

 

イメージ画像

 

さて今日のワークは、「家族の誰に、どんな文句や不満を持っているか?」です。
そしてこのワークは、最終的に

“あなたの美点を発掘し、あなたの強みを知る”

ワークです。
ぜひ、時間をとって行ってみてください。(もちろん相手がパートナーでも構いません)

 

ワーク手順はこのようなものです。

(1) 大きめの白紙用紙を2枚用意します。書きやすいペン()を1本ずつ用意します。最初はペンを使います。

(2) まず1枚目の紙を使います。1枚目の紙の真ん中に、上から下まで縦に線を1本引きます。つまり紙を左右2つのスペースに分けます。

(3) 家族の誰について書くか、頭のなかで決めてください。(以下、◎◎とします。)

(4) 「◎◎」について感じていることを、箇条書きでいいので、どんどん紙に書いていきます。

このとき、ポジティブな内容は左に、ネガティブな内容は右に書きます。こんな感じです。

  • 気前がいい。
  • お金を稼いでくれて家族を養ってくれる。
  • 努力家、頭がいい。
  • 親孝行。おばあちゃんに対してすごく優しい。
  • 勉強家。
  • 怒りっぽいから恐い。
  • 高圧的で口答えを許さない。言いたいことが言えない。
  • 実は小心者。
  • 昔殴られた。あのときのあざが残っている。今でもそのことは怒りをおぼえる。
  • 一生許さない。

次々と頭と心のなかから出てくる思いを、ただ紙の上にぶつけてみてください。

ネガティブな内容はどれだけ罵詈雑言、悪口になっても構いません。
自分が感じていることを、ただ素直に心にしたがって吐き出すように書いていきます。
もうこれ以上書けない、というところまで書き出します。

(5) 書き尽くしましたか?

では次に、その紙を真ん中の線で、左右にハサミで切り分けてください。
つまりポジティブの紙とネガティブの紙に分割するのです。

 

(6) ポジティブな紙のほうを、まず見てみてください。

そして、箇条書きにしたポジティブなものについて、
「自分自身にも当てはまっているもの」マルをつけてください。

マルの数が多いか少ないかは関係ありません。
あなたがあなたの中に見出している美点が、何か?を知る作業なのです。

 

(7) では、次に2枚目の白紙用紙を用意してください。そして、1枚目の切り分けたネガティブな紙のほうを見てください。

  • 怒りっぽいから恐い。
  • 高圧的で口答えを許さない。言いたいことが言えない。
  • 実は小心者。
  • 昔殴られた。あのときのあざが残っている。今でもそのことは怒りをおぼえる。
  • 一生許さない。

(8) 箇条書きにしたネガティブな要素のせいで、「自分がどうなったか?」を2枚目に書き出してみてください。こんな感じです。

  • 大きな音などもビクッとして怖がるようになった。
  • 怖い人が苦手。
  • 言いたいことが言えない。
  • 相手がどういう人か?を慎重に探るようになった。
  • 二面性のある人につきまとわれることが多い。
  • 執念深くなった。

おそらくは、自分自身の苦しみや短所を書くことになることが多いと思われます。

(9) では、その2枚目の紙を、赤ペン修正してみてください。ただ「言い換える」のです。無理やりでも構いません。こじつけだろうがなんだろうが、「あなたの長所」として言い換えてみてください。こんな感じです。

  • 大きな音などもビクッとして怖がるようになった。→小さな物音も聞き分けられる。慎重。
  • 怖い人が苦手。→怖そうな人には近づかない。危機管理ができている。危険な目にあわない。
  • 言いたいことが言えない。→とても空気が読める。
  • 相手がどういう人か?を慎重に探るようになった。→人の行動や仕草にすごく注意できる。よく気がつく。
  • 二面性のある人につきまとわれることが多い。→危ない目にあう前に、先回りして慎重に行動することができる。
  • 執念深くなった。→記憶力がいい。

ここでのポイントは、
「こじつけだろうがなんだろうが、自分の性質・性格を良い方向から解釈しなおしてみる」
です。

「これはどう考えても長所にならない」と思えるようなことも、言いかえてみるのです。

「忘れっぽい。→おおらかで細かいことは気にしない。」
「ぐちぐちと文句を言い続ける。→ひとつのことを考えつづける集中力がある」

というふうに。
やってみると分かるのですが、だんだん、「こじつける力」が増してきます(笑)。
でも、それが狙いなんです。
いわばゲーム感覚を味わって楽しんでいただきたいのです。

(4)で「◎◎」へのネガティブをたくさん書けば書くほど、
(8)もたくさん書くことになります。
そうすると、(9)もたくさん書くことになります(笑)

 

この作業によって、「◎◎」への思いをすべて紙上に吐き出しながら、

あなたがあなた自身に 下しているネガティブな評価・ジャッジに対して、

別の観点から光を当てることができるようになります。

 

ぜひ、試してみてくださいね。

もしやっていただいて、ご感想を聞かせていただけると嬉しいです!
「ここをこうしてみると更に良いのでは?」というご提案も大歓迎です♡