YOSHIKIの生き方に学ぶ。完璧主義を治してはいけない。

イメージ画像

昨日ふっとTwitterでつぶやきました。私自身もそうなのですが、「完璧主義」という気質についてです。

 

「完璧主義」とか「完璧主義者」とかいう言葉や気質は、相当嫌われているようです。

Googleで「完璧主義」という言葉で検索してみたら(2018年1月16日時点)、こんな結果が表示されました。「完璧主義の治し方」「人生を壊す」…散々な言われようです。笑

↓↓↓

完璧主義の検索結果画像

おそらく、それだけ

  • 自分が完璧主義者で苦しんでいる人 or 困った状態になっている人
  • 周りにいる完璧主義者に苦しめられている人

が多い証拠なんだろうなと思うんですよね。

 

ところで、この年末年始、X JAPANのYOSHIKIさんがバラエティ番組にたくさん出演されていました。

私は「しゃべくり007」「芸能人格付けチェック!」「マツコの知らない世界」「ダウンタウンなう」の4本を見たのですが、彼のエピソードやインタビューを聞けば聞くほど、彼は究極の完璧主義者ですね。

まさか20年以上もアルバムを出していないとは…(笑)知りませんでした。完璧を求めていったらそうなったようですが。

テレビ出演画像

テレビ出演画像

そして、彼の姿から「完璧主義」についてたくさんインスピレーションをもらいまいた。

 

完璧主義者は、生来的な気質であることに加えて、生まれ育った環境において「完璧主義であることが役立った」という事実があります。

すなわち、

「きっちり・ちゃんとやること」
「やり遂げること」
「100点を目指すこと」

が、その人が生き抜くうえで、必要だったのです。

 

もしあなたが、自分で自分のことを完璧主義者だと思っているなら、以下に当てはまる項目が多いはずです。

  • ちゃんとしていたら、親や先生に褒められた。
  • 逆に、ちゃんとしていなかったら親や先生に叱られた。
  • 「ちゃんとしていたら、とりあえず大丈夫」だと安心できた。
  • 途中で投げ出すことを許してもらえなかった。
  • 100点を取ることで、喜んでもらえた。99点では、ダメだった。
  • 賞を取ったり、何かを完璧にやり遂げたときの、「自分はできる!」という高揚感は強烈だった。

これらの項目に当てはまることが多いということは、それだけ、

「大人に褒められること」「大人の期待にこたえること」が、生きる上ですごく大事だったということです。

あなたにとって、

「完璧であること=無事に生きていけること」

だったし、

「欠けていること=生きていけないくらい、ヤバいこと」

だったのです。子供は、子供でいるうちは、自力で生きていけませんから。

 

そう考えると、あなたが完璧主義者になったのも、その気質を育てたのも、ある意味で環境のせいだったと言えます。あなたひとりのせいではないのです。

 

ただ、「生き抜くための安全装置」として「ちゃんとする」ことを選んでいた人で、大人になる過程で、「もうちゃんとしなくても大丈夫。(もう自分で生きていける)」と理解して納得した人は、自分で「完璧主義」の鎧を脱ぐことができます。

つまり、小さい頃は「ちゃんとやる」ようにしていたけれど、大人になったら「もういいや」と自力で卒業できた人、ということです。

このタイプの人は、特にビジネスにおいて成功します。

なぜなら、「ちゃんとやる」こともできるし(そしてそのメリットも知っているし)、合理的に手を抜く(要所を押さえて結果を出す)こともできるからです。

 

 

逆に、途中で鎧を脱げなかった人、つまり、大人になっても「完璧主義」のまま抜け出せない人は、

  • 生来的に要領のいい人
  • もとは完璧主義だったかもしれないが、上記のように、うまく手を抜く方法を覚えた人

の成功度合いを見て、「自分もこのままじゃいけない」「完璧主義を手放さなければ!」と思うわけです。

そして、Google検索結果で上位に来たようなページを見て、『治し方』『やめ方』を一生懸命探すようになります。

 

でも、私、思うんですよね。もしかして、

「完璧主義」のまま抜け出せなかった人は、実は、「完璧主義」であり続けたい人

なんじゃないか?と。

だって、大人になったあなたが、その気質に何のメリットも魅力も感じてなかったら、とっくの昔に卒業できてるはずですから。

 

今でも抜け出せてないということは、自分でも気づかない心の深~い部分で、そうあり続けたいと思っているからです。

 

確かに、デメリットは多いです。時間はかかる、本人も周りも疲れる、いつまでも満足しない、うつになりやすい…etc.

でも、それでも、完璧主義であることを手放せない人は、それを否定する必要は一切ないんじゃないか?と思います。

だって、手放せないのですから。

本心の深いところでは、「手放したくない」のですから。

 


なぜ私がこのように思うか?というと、

完璧主義者は、自分を否定するエネルギーも、強烈

だからなんです。

だって、完璧主義だから。

「自分はこのままじゃいけないんだ!」「完璧主義の気質を治さなきゃいけないんだ!」という、自分を否定・嫌悪・批判するベクトルのエネルギーは、これまた自分自身を完膚なきまでに打ちのめす大きさなんですよね。

極端なんです。

(しかも厄介なことに、大抵のケースでそのことに自分で気づいていません)

左に引っ張ろうとする矢印(←)と、右に引っ張ろうとする矢印(→)を、両方、自分のなかに持っているようなものです。

自分のなかで打ち消しあってるんですから、そりゃ、疲れます。

 

だから、完璧主義者は、破壊と再生を繰りかえします。

 

病気になるときは大病だし、人生がいったん負のスパイラルに突入すると、「仕事も恋人もお金も全部失う」みたいな極端なマイナス状態を作り出したりします。

そして次はその極端なマイナス状態から回復するために、「人生一発逆転ホームラン」を打とうとします。

これを読んでらっしゃる完璧主義者さん、ご自分の「破壊と再生」パターンに心当たりがあるのではないですか?

 


私は、自分自身が、「完璧主義者という厄介な気質」を持ってることを、完全に受け入れようと決めました。

どうせ、そんな風にしか、生きられないんです。

なぜなら、なんだかんだ言って、自分の極端な気質を愛してるからなんです。

 

ただ、どうせ極端に生きるなら、負のスパイラルに陥るのではなく、昇っていくスパイラルの方向に、ベクトルを向けたいです。

そのためには、

  • 完璧主義を発揮する分野を選ぶ
  • 完璧主義を発揮するタイミングを見極める
  • 完璧主義を発揮する相手をちゃんと選ぶ

ことが大事だな、と思います。なんでもかんでも完璧主義を発揮するのはムリだし、疲れちゃいますから。

先日のこの記事でも書いたとおり、私にとっては、今のところ「仕事」「家族」「パートナーシップ」が重要分野です。

 

さて、YOSHIKIさんもまた、壮絶な「破壊と再生」のストーリーの中で生きています。

ただ、彼は完璧主義者であることを、自分で受け入れて認めて愛し、その気質をフルに使って音楽を創り出しています。

そして現在は、周囲ともうまくバランスを取りながら仕事をしていますよね。極端にいきすぎた苦い過去から、学びを得ているのだろうと思っています。

テレビ出演画像

YOSHIKIさんがあまりにもカリスマ的存在であるがゆえに、彼の完璧主義者ぶりについて「YOSHIKIだからできること。凡人には真似できない」と切り捨てることもできますが、私は彼から学ぶことはとても多いと感じています。

「自分はこのために生まれてきた」というような【使命】の前では、完璧主義という厄介な気質は、大きな力になってくれると思いますから。

 

完璧主義であるがゆえに苦しむことの多い人々が、その気質をうまく使いながら、才能を花開かせて人生を謳歌できるようになるといいな、と心から思います。

 

こちらの記事もおすすめです。↓↓↓

本音を抑圧していると、「強制終了」が何度も起こります。【前編】

https://marikotanaka.jp/seminar/basic_dna_180309/

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

YOSHIKIの生き方に学ぶ。完璧主義を治してはいけない。” に対して 2 件のコメントがあります

  1. yui より:

    78:22の宇宙の法則が働くようなので、完璧を追求したところで最後は自分が壊れるだけかなと思うのですが、そういう気質で生まれてきていて、それを改善出来ないのであれば、思うように生ききるしかないですね。何度も輪廻転生を繰り返しながら、気付きを得ていくのかなと思います。

    1. Mariko Tanaka より:

      改善しようとして改善できない、というのは、「改善したくない」と望む自分がどこかでいるからなのだと思うのです。
      自分自身を変えていく方法は世の中にいくつもありますが、現状の自己を否定することで変えようとする方法と、現状の自己を受け入れながら変えようとする方法とがあると思います。
      完璧主義者は前者の手段を取ろうとしがちですが、後者のほうが受けるダメージが少ないと考えます。要は、その気質を「諦める(=そういうもんだと受け入れる)」ということです。
      78:22の法則との文脈のつながりは、すみませんがよく分かりませんでした。

この投稿はコメントできません。